八発白中

技術ブログ、改め雑記

Day 25: Utopian

メリークリスプマス!

これは fukamachi products advent calendar 2016 の25日目の記事です。

今日はUtopianについて話します。

アドベントカレンダー最終日

このアドベントカレンダーも今日が最後ですが、テーマになっているプロダクトのリリース日がだいたい時系列になっていることに気づいていましたか。

CL-TEST-MOREから始まってClack、Cavemanなどのフレームワークがあり、途中にIntegralやWooなどもありました。

そして最後が今日のUtopianです。これはまだ開発中であり、そういう意味では未来の話とも言えるかもしれません。

未来はどこにあるか

2011年10月、Shibuya.lispのLTで「深町英太郎はどこへ向かっているのか」というトークをしました。

タイトルはネタっぽいですが5年前から向かうべき場所としてのUtopianが出てきています。

Utopianとは何か

アリエルで松山さんと働いていたときにClackとCavemanを作りましたが、それでもCommon LispでWebアプリケーションを作るには足りないものが多すぎました。DB周りはほとんど整備されてないし、テンプレートエンジンも心もとありません。Webサーバーも実績不足でどこまで実用に耐えうるのか疑問でした。

最終的にはRailsのようなフルスタックなWebフレームワークも欲しい。それはClackよりもCavemanよりも高い抽象度になるだろう。名前はどうする。薄いフレームワークが原始人だったから、厚いのは未来人? いや、そういう年代の違いではないだろう。もっと夢のような。じゃあ桃源郷? Utopianか?

そうして夢の話をしてるうちにその名がプロジェクト名としてしっかりとした重みを持ち始め、向かうべき象徴となりました。

そして、Utopianは長くGitHubの空のリポジトリとして放置されていましたが、ついに今年の2月にMitoを基幹としてUtopianの開発が始まりました。

「いつ完成するんですか」という質問をたまにされます。わかりません。まだまだ遠いような気もします。

おわりに

UtopianはGitHubで開発中です。

では皆さん、良いお年を。